製造オーダー作業者報告のコスト

製造オーダー工程に対して報告される作業者時間の原価は、システム構成に応じてさまざまなソースから取得できます。作業者段取と実行時間の原価は、報告された工数と段取工数に基づきます。工数の計算に関する詳細は、 作業実績管理作業実績管理のコストについてをご覧ください

作業者率

作業者報告の時間給を決定するために、システムは以下のロジックを使用します。

このロジックは、あらゆる在庫評価方法を持つ部品に有効です。コスト セクションの 作業者履歴/一般 タブにある コスト検出メッセージ では、コストがどこから取得されているかに関する詳細情報が提供されます。

  1. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告されていない場合、作業者率は作業に関連付けられた作業者クラスの 製造作業者クラス/コスト フィールドの 作業者クラス率 から取得されます。
  2. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、 実際のコスト作業者設定直接作業者 サイト/製造/一般 タブ製造オーダー工程作業者クラス を使用に設定されている場合、 作業者率は作業に関連付けられた作業者クラスの 製造作業者クラス/コスト フィールドにある作業者クラス率 から取得されます。
  3. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、 実際の作業者コスト設定直接作業者従業員コストを使用に設定されている場合、かつその従業員が IFS/人事に定義されていない場合、作業者率はその従業員が関連付けられている主要サイトおよび作業者クラスの 製造作業者クラス/コスト フィールドにある 作業者クラス率から取得されます。
  4. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、 実際の作業者コスト設定 直接作業者 従業員コストを使用 に設定されており、その従業員が IFS/人事 に定義されていて、さらに 会社詳細ページの 従業員作業者コストを使用 オプション が有効になっている場合、作業者率は マイ従業員情報/報酬 ページ給与履歴 セクションにある 金額列から取得されます。なお、ログインしているユーザーは、報告対象の従業員の給与情報にアクセスできるように、HRアクセスが設定された人物にリンクされている必要があります。給与が定義されていない場合、 作業者率は 標準コスト ページの 標準コスト 列から取得されます。標準コストも定義されていない場合、作業者率はサイトごとの 作業現場従業員 ページに関連付けられた作業者クラスから取得されます。
  5. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、 実際の作業者コスト設定直接作業者 従業員コストを使用 に設定されている場合、 その従業員が IFS/人事 に定義されていて、さらに 会社詳細 ページの 従業員作業者コストを使用 オプション が無効になっていると、作業者率は標準コスト ページの 標準コスト 列から取得されます。 標準コストが定義されていない場合、作業者率は サイトごとの作業現場従業員 ページに関連付けられた作業者クラスから取得されます。

労務間接費

作業者報告の間接費率を決定するために、システムは以下のロジックを使用します:

製造作業者クラス で定義された階層型間接費がある場合、それらの間接費は取引に表示されます。作業者履歴/一般 タブの コストセクションにある コスト検出メッセージ では、コストがどこから取得されているかに関する詳細情報が提供されます。

  1. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告されていない場合、作業者の間接費は、作業に関連付けられた作業者クラスの 製造作業者クラス/コスト フィールドにある 間接費 から取得されます。この設定は、いかなる在庫評価方法を持つ部品にも適用されます。
  2. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、その従業員がHRに定義されていない場合、作業者率は 実際の作業者コスト設定 サイト/製造/一般 タブにある 作業者間接費 オプション に基づいて、 製造作業者クラス/コスト フィールドの 間接費 から取得されます。この設定は、いかなる在庫評価方法を持つ部品にも適用されます。
  3. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、 その従業員がHRに定義されており、実際の作業者コスト設定作業者間接費サイト/製造/一般 タブで 製造オーダー工程作業者クラスを使用 に設定されている場合、間接費率はその製造オーダーオペレーションに関連付けられた 製造作業者クラス/コスト フィールドの 間接費 から取得されます。この設定は、いかなる在庫評価方法を持つ部品にも適用されます。
  4. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、 その従業員がHRに定義されており、実際の作業者コスト設定作業者間接費サイト/製造/一般タブで従業員作業者クラスを使用に設定されている場合、さらに製造部品の在庫部品ページのコスト評価方法リストが標準コストに設定されていると、間接費率はその従業員が関連付けられている主要サイトおよび作業者クラスの製造作業者クラス/コスト フィールドの間接費から取得されます。
  5. 特定の従業員IDに対して作業者時間が報告され、その従業員がHRに定義されており、 実際の作業者コスト設定 作業者間接費 サイト/製造/一般 タブ 従業員作業者クラスを使用 に設定されていて、製造部品の 在庫部品 ページの コスト評価方法 リストが標準コストに設定されていない場合、間接費率は 製造作業者クラス/コストソースにおける主要作業者クラスに接続されたコストソースから取得されます。

    コストソースに対して間接費率を定義するには、まず コストソース ページでコストソースを作成し、希望する 間接費率をそのリストに指定します。次に、コストソースインジケーター定義 ページで 製造オーダ - 従業員作業者間接費 用の コストソースインジケーター を選択し、選択したコストソースインジケーターを コストソースインジケーター ページのコストソースに接続します。