作業工程の転記
説明
このアクティビティを使用して、財務取引の作成時に使用される会計管理コードの値を手動で入力します。これらの値は、IFS/会計ルールの会計管理コード値に対して検証されます。会計管理コードの値は、後で作業タスクの財務取引を作成するために使用されます。事前転記情報は、転記制御によって作成された値よりも優先されます。
作業タスクに事前転記を設定する手順は次のとおりです。
- タスクに接続された実績のオブジェクト (設備オブジェクト、VIM、または線形資産) に対して事前転記が定義されている場合、それらの事前転記値が作業タスクにコピーされます。実績のオブジェクトが存在せず、タスクが PMグループに接続されている場合、事前転記値は PMグループからコピーされます (存在する場合)。
- 作業タスクが顧客オーダから作成される場合、受注オーダーの転記前会計管理コードの値が作業タスクにコピーされます。
- 保守サービス契約明細が作業タスクに接続されている場合、保守サービス契約明細の事前転記会計管理コードの値によって、作業タスクの事前転記上の既存のコード部分が上書きされます。
- プロジェクト アクティビティが作業タスクに接続されている場合、プロジェクト アクティビティラインの完全な事前転記(すべての会計管理コードの値) によって、作業タスクの事前転記の会計管理コード値が上書きされます。プロジェクトのプロジェクト会計管理コードは会計管理コードの値を上書きし、変更できなくなります。
- 作業タスクの作成時に作業指示書に事前転記がある場合、会計管理コードの値は作業タスクの事前転記に継承されます。(作業指示書の事前転記を更新しても、既存の作業タスクの事前転記は更新されません)。
- 既存の事前転記をいつでも手動で更新することが可能です。
前提条件
情報を入力する前に、次の作業が完了している必要があります。
- 転記コントロールの上書きフィールドには、指定された転記タイプに対して「許可」と表示されている必要があります。
- コード部分の値(コストセンターなど)は、会計管理コード値に入力されている必要があります。
- 作業タスクが存在している必要があります。
システム効果
このアクティビティの結果、作業タスクの事前転記が更新され、作業タスクに関連するトランザクションを生成するときにそれらの会計管理コードの値が考慮されます。
作業タスクの事前転記は購買要求明細にコピーされないことに注意してください。購買要求明細に定義された事前転記は、作業タスク購買取引に関連する転記が制御タイプ A10 (ソースからのコピー) で定義されている場合にのみ、作業タスク会計で考慮されます。