作業オーダの事前転記
説明
このアクティビティを使用して、財務取引の作成時に使用される会計管理コードの値を手動で入力します。これらの値は、IFS/会計ルールの会計管理コード値に対して検証されます。会計管理コードの値は、後で作業指示書の財務取引を作成するために使用されます。事前転記情報は、転記制御によって作成された値よりも優先されます。
作業指示書に事前転記を設定する手順は次のとおりです。
- まず、設備、VIM、または線形資産に対して事前転記が定義されている場合、事前転記の値がそこから作業指示書にコピーされます。
- 次に、作業オーダが顧客オーダから作成される場合、受注オーダーの既存の事前転記会計管理コードの値はすべて空になり、作業指示書の事前転記の既存のコード部分が上書きされます。
- 3 番目に、保守サービス契約明細が作業指示書に接続されている場合、保守サービス契約明細の既存の事前転記会計管理コードの値はすべて空になり、作業指示書の事前転記の既存のコード部分が上書きされます。
- 第 4に、プロジェクト アクティビティが作業指示書に接続されている場合、プロジェクト アクティビティラインの完全な事前転記(すべての会計管理コードの値) によって、作業指示書の事前転記の既存の会計管理コード値が上書きされます。プロジェクトのプロジェクト会計管理コードは既存の会計管理コードの値を上書きし、変更できなくなります。
- 作業指示書で手動で選択された会計管理コードの値が上記のルールに従って上書き/変更された場合、「既存の事前転記が更新されました」という情報メッセージが表示されます。
ユーザーは、事前転記コマンドをクリックして、作業オーダ準備ページでコード部分の値を手動で入力できます。
前提条件
情報を入力する前に、次の作業が完了している必要があります。
- 転記コントロールの上書きフィールドには、指定された転記タイプに対して「許可」と表示されている必要があります。
- コード部分の値 (コスト センターなど) は、会計管理コード値に入力されている必要があります。
- 作業指示書はページ上で取得されている必要があります。
システム効果
このアクティビティの結果として、人員と調達原価に関するレポートが作成されるときに、システムは財務取引を生成します。転記コントロールによって作成された値はすべて上書きされます。
注意 - 在庫から発行される品目の財務取引は、IFS/在庫で処理されます。