仕入先請求管理プロセスは、仕入先請求書を入力して転記し、外部 (IFS 以外) システムで作成された仕入先請求書で仕入先元帳を更新し、仕入先と仕入先請求書に関する情報を表示するために使用されます。
仕入先請求管理プロセスは、次の 3 つのプロセスに分かれています。
[仕入先請求書の転記] プロセスは、基本的な請求書情報を入力し、仕入先請求書を購買オーダと照合し、請求書に最終原価転記を追加し、請求書の支払を承認のうえ、仕入先請求書を取り消すために使用されます。このプロセスは 5 つのサブ プロセスに分かれています。
受入入力サブ プロセスは、仕入先請求書をシステムへ最初に基本登録するために使用されます。マニュアル仕入先請求書ページは、主に、原価転記がわかっている場合に仕入先請求書を入力したり、仮転記された請求書を入力するために使用されます。
[仕入先請求書と購買オーダの照合] サブ プロセスは、仕入先請求書を購買オーダ受領書と照合し、すでに照合されている購買オーダ明細の価格を変更するために使用されます。照合が実行されると、各オーダ明細に接続された転記指示に従って、受領したオーダ明細の最終原価転記が請求書に自動的に作成されます。会社が仕入先の総額を支払うものの、購買オーダの明細が異なる会社に属する場合、仕入先請求書を照合する際にマルチカンパニー機能を使用できます。この場合、各購買オーダ明細に関連する原価が適切な会社に配分されます。このサブ プロセスでは、 [IFS/購買リードタイム] がインストールされており、購買オーダが入力されている必要があります。購買した商品も到着し、受領済として報告する必要があります。
[仕入先請求書の外注契約支払証明書との照合] サブ プロセスは、仕入先請求書を外注契約に対して発行された支払証明書と照合するために使用されます。外注契約に対して発行された支払証明書と請求書を照合できるようにするには、仕入先請求書に外注契約を入力する必要があります。このサブ プロセスでは、 [IFS 契約管理] がインストールされており、外注契約が入力されている必要があります。外注契約証明書も、仕入先請求書と照合する前に認証される必要があります。
[仕入先請求書の転記] サブ プロセスは、仕入先請求書に原価転記を手動で入力するために使用されます。会社が請求書の総額を支払うために、仕入先請求書にマルチカンパニー機能を使用することは可能ですが、購買原価は 1 つ以上の関連会社に配分する必要があります。
[支払計画の承認] サブ プロセスは、仕入先請求書の支払を承認するために使用されます。
[仕入先請求書の取消] サブ プロセスは、仕入先請求書を取り消すために使用されます。支払条件や承認者など、転記の変更を伴わない仕入先請求書の詳細は、いつでも変更できます。金額、請求書番号、仕入先などの詳細を変更するには、請求書を取り消してから再入力する必要があります。請求書は未払いの場合にのみ取消が可能です。取消が行われると、請求書に対して以前に行われた転記を取り消す伝票が作成されます。完了すると、作成された伝票の伝票番号を示すダイアログ ボックスが表示されます。
このプロセスは、外部 (IFS 以外) システムで作成された仕入先請求書を使用して、仕入先元帳を更新するために使用されます。
標準バージョンでは、外部請求書のロードは許可されていません。従って、このロジックは、各顧客のインストール時にシステムに追加する必要があります。
このプロセスには、仕入先と仕入先請求書に関する情報を検索するために使用できるクエリとレポートが含まれます。
レポート実行機能で印刷できるレポートは数多くあります。
情報の入力を開始する前に、 [会計の基礎の定義] 、 [基本情報買掛管理の設定] プロセスの手順に従って、必要な基本情報 (BDR) が設定されていることを確認してください。