このアクティビティは、仕入先請求書を購買オーダと自動的に照合するために使用されます。仕入先請求書の税抜金額は購買オーダの合計金額と比較され、関連する購買オーダ明細と照合されます。指定された許容範囲レベル内の差異金額に対しては、新しい転記明細が作成されます。企業/仕入先/仕入先 ウィンドウの請求書/一般タブで常に照合差異転記作成オプションが有効になっている場合は、許容範囲レベル内か否かに関わらず、転記が作成されます。
自動照合は、ヘッダ レベル、納入/受入レベル、明細レベルの 3 つのレベルで実行できます。
購買オーダ ヘッダ レベルで照合を実行する場合、作成された転記明細は請求書明細に直接接続されません。転記は請求書の税抜合計金額に接続されます。購買オーダの合計金額が請求書の合計金額と一致しない場合は、請求書の決済のために追加の転記明細が作成されます。この明細の追加は、自動または手動で行うことができます。差異金額が指定された許容範囲レベル内であれば、追加の転記明細が自動的に作成されます。企業/仕入先/仕入先 ウィンドウの一般タブで常に照合差異転記作成オプションが有効になっている場合は、差異金額が許容範囲外であっても追加の転記明細が作成されます。差異金額が指定された許容範囲レベル内になく、常に照合差異転記作成オプションが無効になっている場合は、転記明細を手動で追加する必要があります。
1 つの購買オーダに対して複数の納入または請求書がある場合、自動照合を可能にするには、納入/受入レベルで照合を行う必要があります。このレベルでは、受入参照を使用して購買オーダを自動的に照合します。請求書が購買オーダまたは納入・受入参照とともに保存されると、転記は自動的に取得されます。転記は、 [IFS 購買リードタイム] の受入購買明細から取得されます。請求書金額と転記金額の差異についても、上記と同様に処理されます。
購買オーダ明細レベルで照合を実行する場合、各購買オーダ明細に接続された原価転記は、請求書への個別の転記明細として取得されます。このレベルで購買オーダを照合するには、請求書の明細に購買された商品の種類に関する情報が含まれている必要があります。注文番号、品目番号、数量、金額などの情報を使用して、正しい照合明細が検索されます。すべての照合基準が互いに一致する場合、明細は照合済とマークされます。金額に差異がある場合、明細は照合済金額差異ありとしてマークされ、金額が許容範囲内である場合は許容範囲消込金額としてマークされます。数量が一致しない場合は、明細に照合済数量差異ありとマークされます。明細に照合するものが見つからない場合、明細の照合は行われず、照合不可としてマークされます。請求書明細金額と転記明細金額の差額は、上記と同じ方法で処理されます。請求書金額と転記金額の差額が許容範囲レベル内であれば、その差額が対応する転記明細に自動的に追加されます。許容範囲内にない場合は、手動で差異金額を追加する必要があります。
ロードされた外部請求書に料金が含まれている場合、入力ファイルには、請求書に料金が含まれていることを示す必要があります。この情報を使用して、経費明細が自動的に作成されます。アプリケーションによって経費明細が追加された場合、そのラインは経費明細としてマークされる必要があります。これにより、最も適切な該当明細の検索が容易になります。
まだ受入済として登録されていない購買オーダを参照する請求書を入力することもできます。購買オーダが受入済として登録されたら、請求書を購買オーダと照合するために、一括購買オーダ受入照合ウィザードを実行する必要があります。
このアクティビティの結果、仕入先請求書のすべての転記明細が購買オーダと照合されます。