承認の確定

説明

このアクティビティは、承認者として接続されているユーザー、または承認者グループを代表するユーザーが、転記明細を承認するために使用されます。1 つの転記明細に、異なる役割を持つ複数のユーザーが接続される場合があります。承認者の役割に応じて、明細が該当するステータスに変更されます。(つまり、承認者の役割を持つユーザーが転記明細に接続されると、その明細は [承認済] ステータスになります。)同じ承認者を、異なる役割を持つ転記予定の異なる明細に接続できます。

サマリ承認セクションには、予定に接続された承認者の概要が表示され、連番、承認者、役割、および承認ステータスごとにグループ化されます。同じ役割の各承認者によって承認が行われる合計金額が、このセクションに一覧表示されます。詳細承認セクションには、請求書明細の詳細とともに、承認者が担当する各明細の詳細情報が表示されます。

例えば、承認者の役割を持つユーザに、承認する転記明細が 3 つある場合は、3 つすべての明細が[転記]セクションに表示されます。サマリ承認セクションでは、3 行すべてが結合され、3 行の合計金額を含む 1 行として表示されます。

承認者の役割を持つユーザーが、自分が接続している転記明細を承認とすると、そのユーザーは、接続している承認者設定ルールで指定された最大金額制限と照合されます。指定された最大金額を超える場合は、より高い限度額を持つ別の承認者を追加して、転記明細を承認する必要があります。この承認者は手動で追加する必要があります。承認者は、接続された承認者設定ルールで指定された、許可された会計管理コードに対しても照合されます。承認者に許可されていない会計管理コードが転記明細に使用されている場合、承認は実行できません。承認者を変更するか、承認者に接続された承認組合せルール ID承認組合せルールページで、既存の承認者に許可されている会計管理コードの値を変更する必要があります。

不在の承認者に対して代理者が定義されている場合、代理者は不在の承認者と同じ最大金額制限と会計管理コード制限を継承します。また、上位承認者は、承認者に割り当てられたすべての転記明細を承認できるようになります。上位承認者は、承認者に適用された制限を継承せず、自身の制限を保持します。承認者は上位アクセス権を持つことができ、これにより、あらゆる転記予定を参照できるようになります。上位アクセス権を持つ承認者は、他の承認者と同様に、コード体系と金額の制限によって制限される可能性があります。

承認者は、転記予定で原価を複数の期間に割り当てることもできます。これは、転記予定ページまたは 仕入先請求書管理ページから期間配賦オプションを選択することによって実行できます。

転記予定を承認または確認するときにパスワードを入力することで、承認者を認証できます。これを行うには、会社/請求書/仕入先請求書ワークフロー/全般タブに関連する基本データを入力する必要があります。

注記:サマリ承認セクションから転記明細を承認すると、そのサマリに関連付けられているすべての詳細明細も [承認済] としてマークされます。

前提条件

システムへの影響

このアクティビティの結果、選択されたすべての転記明細が承認され、承認済オプションが有効になります。予定内のすべての明細が承認されると、最終転記の準備が整います。