ベースライン設定
説明
このアクティビティを実行して、プロジェクトのベースラインを作成します。ベースラインとは、プロジェクトのパフォーマンス分析と制御を目的として、プロジェクトの実行を比較し、差異を測定するための計画です。範囲、スケジュール、または原価の承認された変更により必要になった場合はいつでも、プロジェクトごとに任意の数のベースラインを作成できます。新しいベースラインを設定する場合、達成予算コスト計算方法が選択されます。これにより、達成予算コスト(BCWP)と計画予算コストプロジェクト指標をベースライン値または計画値に基づいて計算するかどうかが決まります。ベースライン設定アクションコマンドは、プロジェクト定義、プロジェクト、プロジェクトの範囲とスケジュール、プロジェクトモニタリングページで使用できます。
前提条件
- プロジェクトは承認済または開始ステータスである必要があります。
- プロジェクトには少なくとも 1 つのアクティビティが接続されている必要があります。
システム効果
ベースラインが設定されるたびに:
- プロジェクトに新しいベースラインリビジョンが作成されます。
- 計画時間と原価の現在の値、および最早開始日と終了日が、対応するベースライン フィールドにコピーされます。
- 達成予算コスト (BCWP) と計画予算コストは、ベースライン値または計画値に基づいて計算されます。これは、ベースラインを設定するときに選択した達成予算コスト計算方法によって決定します。
- 最後のベースラインの設定以降に変更または追加されたアクティビティには、新しいベースラインリビジョン番号が付けられます。
- 新しいベースラインの変更が有効になる前のプロジェクトのレコードは、履歴ログ テーブルに保存されます。
- 新しいベースライン計画は履歴ログ テーブルに保存されます。
- ベースラインの設定後に作成および変更されたアクティビティは、アクティビティ変更 有ラベルが付きます。
- 現在のベースラインに貢献するオブジェクトはいつでも削除できます。これにより、オブジェクト接続とオブジェクトの計画値は削除されますが、ベースライン値は次のベースラインが作成されるまでそのまま残ります。
- ベースラインを作成した後は、ベースライン値を持たないアクティビティのみを削除できます。