プロジェクトの仮転記について

これは、プロジェクト中に発生した費用を追跡するために設計された機能です。目的は、IFS/会計処理ルールに会計管理コードが存在する規定のコード文字列を設計することです。このコード文字列は IFS Financials で使用され、プロジェクトを転記指定できます。

転記指定はプロジェクトレベルとサブプロジェクトレベルで適用できます。プロジェクトノードの下にあるすべてのサブプロジェクトで同じコード文字列を使用する場合は、サブプロジェクトフィールドに * を入力します。プロジェクトのコード列をサブプロジェクトの代替コード列で「オーバーロード」する階層を作成することが可能です。

接続済オブジェクトの場合、転記指定で最初のサブプロジェクトのコード列が挿入されます。見つからない場合は、プロジェクトのコード列が *2 から *4 に挿入されます。会社および代替会計管理コードは IFS Financials に登録する必要があります。これが完了すると、会計管理コードに必要な値を入力し、プロジェクトやサブプロジェクトの転記指定に使用できる独自のコード文字列を作成できます。プロジェクトに接続されているすべてのオブジェクトは、このプロジェクト固有のコード文字列情報を活用する必要があります。

転記指定の例:選択したプロジェクトディメンションには常にプロジェクトが含まれます。ここでは「F」ディメンションを使用します。プロジェクト仮転記フォームに別の明細を追加し、サブプロジェクトと値 (「G」ディメンションなど) を指定すると、次のことが起こります。購買オーダーが作成され、このサブプロジェクトのアクティビティに接続されると、転記指定は次のようになります。

コードB コード C ..コードE プロジェクト コードG コード H ..コードJ
M01 (アカウント) 未使用 P1 6 未使用

アカウント、プロジェクトディメンション、および「値」ディメンションとして使用される列は、会計ルールで定義されます。

ワークフロー

作成:プロジェクト管理基本情報/会社転記指定に転記指定データが挿入されます。プロジェクトとサブプロジェクトの ID を除き、挿入されたすべてのデータは後で変更できます。

変更:転記指定情報は通常のデータであり、実行中のプロジェクトに合わせて編集できます。したがって、この情報に変更を加えると、IFS Financials で発生する結果に影響します。

削除:コード文字列を削除する前に、IFS Financials 内の影響を受けるデータが廃版であり、無効であることを確認してください。また、コード文字列が有効なプロジェクトで使用されていないことを確認してください。