一般情報:
組織階層とは、会社の構造を反映する組織単位のセット (組織コード) です。単位は階層順に並べられ、組織ツリーを形成します。ツリーは、会社名またはマトリックス組織名を持つルートから始まり、部門、生産ライン、プロジェクト、工場、オフィス、建物などへと下っていきます。組織単位にはさまざまな用途があり (最終的に何を組織単位にするかによって決まります)、最も重要なのは以下のとおりです。
会社固有の情報:
会社の組織階層は単一の会社専用です。マトリックス階層とは異なり、単一の会社のデータを保存し、その階層を反映します。
会社の組織階層は、データの整合性を損なうことなくマトリックス階層と共存できます。
マトリックス固有の情報:
マトリックス組織階層は複数の会社間で共有できます。マトリックス階層を会社に関連付けると、その会社のデータ (転記、プロパティ) を使用したり、別の会社の従業員を割り当てたりできるようになります。これにより、複数の会社の従業員を 1 つのマトリックス単位に割り当てることが可能になります。
マトリックス組織階層は、会社階層の完全性を損なうことなく共存できます。
マトリックス階層 ID:
組織とポジションの階層を切り離せない 1 組のペアとして結び付けているのが階層 ID です。従業員は複数のポジションを持つ複数の組織単位に割り当てることができますが、単位とポジションは共通の階層 ID を共有する必要があります。
単一の会社に関しては、会社の作成時に ID が生成されるため、ポジション階層または組織階層の作成から開始しても問題ありません。ただし、マトリックス階層の場合は、ポジション階層を定義する階層 ID を作成する必要があります。
マトリックス組織階層の定義を行うと、マトリックス階層識別子が自動的に作成されます。マトリックス組織階層の最上位の組織単位 (ルート) と同じ名前になります。したがって、マトリックス ポジション階層を定義するには、少なくともマトリックス組織のルートを組織階層を定義するプロセスで作成する必要があります。