品目を改修に割り当てる
説明
このアクティビティは、改修が適用される品目番号を定義するために使用されます。
シリアル(設備)品目は、改修定義/割当品目タブの改修に割り当てできます。規制対策取消承認オプションは、規定値で有効になっているが、改修に対して規制対策取消を有効にしたくない場合は無効にすることができます。改修については、「次回工場整備」、「次回周期保守」、または「定義された運用パラメータまたはカレンダ周期に基づいて計算された時点」で実行するか決定する必要があります。これは、次回工場整備と次回周期保守フィールドの値で決定されます。最終期日で実行をトリガーしたい場合は、最終期日トリガー実施オプションを有効にします。次の例をごらんください。
- 例 1:2つの初期検査が改修に対して定義されています。1つは検査周期が 1000 エンジン時間 (EHR) で、もう1つは検査周期が 200 着陸 (LDG) です。最終期日トリガー実施オプションが有効になっていない場合、初回検査は定義された周期が経過すると(つまり、どちらが最初でも)期限切れになります。ただし、このオプションを有効にすると、最初の検査は両方の周期に達したときに行われます(つまり、どちらが最後でも)。
- 例 2:改修に対して2つの終了アクションが定義されています。1つは 10000 飛行時間 (FHR) の上限があり、もう1つは 100 日間のカレンダ上限があります。最終期日トリガー実施オプションが有効になっていない場合、定義された限度のいずれかに達したときに変更が必要になります。ただし、このオプションを有効にすると、改修は最後に到達した限度に基づいて期限が切れます。
前提条件
- シリアル(設備)品目を定義する必要があります。
- 仮ステータスに改修が存在していなくてはなりません。改修には、ドキュメント割当タイプはありません。
- 次の周期保守に対して保守コードを選択するには、保守コードは、周期が設定された保守計画に設定されていて、保守プログラムは有効ステータスに設定されていなくてはなりません。詳細については保守コードを定義するをご覧ください。
システム効果
- 品目番号を定義し、改修に登録された割当タイプが改修に登録されているシリアル番号範囲に設定されている場合、定義された品目番号を持つシリアル(設備)のすべての品目リビジョンは、改修定義/割当品目リビジョンタブで、割り当てられた品目リビジョンとして自動的に作成されます。
- 品目番号を定義し、改修に登録された割当タイプがリビジョン別全シリアルに設定され、そこには1つの品目リビジョンのシリアル(設備)のみが存在する場合、品目リビジョンは割り当てられた品目リビジョンとして割当品目リビジョンタブに自動的に作成されます。複数の品目リビジョンのシリアル(設備)が存在する場合は、品目リビジョンを手動で入力する必要があります。
- 規制対策取消承認オプションを有効にすると、改修をデコンパイルできます。
- 次回工場整備オプションが有効になっている場合、改修のステータスが有効に変更されるとすぐに、割り当てられたシリアル(設備)ごとに保留中の保守イベントが自動的に作成されます。
- 次回周期保守フィールドに保守コードが指定されている場合は、改修ステータスが有効に変更されるとすぐに、割り当てられたシリアル(設備)ごとに保留中のイベントが自動的に作成されます。改修イベントは、イベントを作業指示書に割り当てるときに、周期べースの保守イベントと同じ保守オーダーに自動的に追加されます。
- 最終期日トリガー実施オプションが有効になっている場合、改修期限の計算を実行するときに、最も早い期限ではなく、最も遅い期限が選択されます。規定値では、最も早い期日が選択されます。