改修リビジョンを有効にする
説明
このアクティビティは、改修の新規リビジョンを有効化するために使用されます。改修のすべての定義が入力されると、改修を有効化できます。
注釈:どの時点でも、改修のリビジョンは1つだけ有効にできます。したがって、既存の有効な改修リビジョンは、新規改修リビジョンが有効化されたとき廃版ステータスに設定されます。これが起こると、切替規則オプションは、切り替え(置き換えられた)改修にすでに準拠しているシリアル(設備)をコントロールします。このオプションを有効にすると、切り替えられた改修に準拠したシリアル(設備)と、切り替えられた改修に値として適用を持つシリアル(設備)、は新規改修リビジョン用適用も取得することになります。このオプションが無効になっている場合、シリアル(設備)は新規改修リビジョンに準拠する必要はありません。以前の改修リビジョンに準拠していなかった場合は、新規改修リビジョンに準拠します。
もし、適用改修定義を保持オプションが、現在有効化されている改修リビジョンに対して有効化されると、「適用改修」(すなわち、シリアル割当)が古いリビジョンから新規リビジョンにコピーされます。ただし、改修カテゴリが両方のリビジョンで同じであり、異なる改修への参照がないことが条件となります。これらの変更は、改修詳細/割当シリアルタブの適用改修フィールドで表示できます。注釈:このオプションは、切替規則オプションと共に有効化することはできません。
改修を有効にすると、同じ改修の複数リビジョンが仮ステータスにある場合、改修を有効化ダイアログの 他の暫定リビジョンが存在オプションが有効になります。別の暫定リビジョンを廃版に設定オプションを有効にすると、その他のすべての仮の改修を廃版に設定できます。選択した改修によって切り替えられた改修リビジョンは、自動的に廃版ステータスに設定されます。
改修が有効になると、シリアル(設備)が変更に割り当てられ、期限計算が実行されます。期日が指定された期間内である場合、事前警告日数フィールドでは、システム内に新規の保留中のイベントが生成されます。
改修作業によって、割り当てられた/影響を受けるシリアル(設備)の品目 ID が変更されると、改修が具体化されタ時点で、そのシリアル(設備)の名称が変更され、新規品目番号とリビジョンが含まれるようになります。シリアル(設備)の名称の変更を正常に実行するには、そのシリアル(設備)の新規品目番号とリビジョンが改修(つまり、変更品目番号および変更品目リビジョンフィールド)に入力されている必要があります詳細については、アクティビティ品目リビジョンを改修に割り当てるそして影響を受ける品目を入力するをご覧ください。改修が有効になると、システムは次の情報を検証するためのチェックを実行します。
- 新規品目番号は古い品目番号の有効な代替です
- 古い品目番号の製造会社が新しい品目番号に対して有効である(つまり、新規製造会社と製造会社品目番号が入力されていない場合)
- 新規品目番号とリビジョンの保守プログラムが存在し、古い品目の保守プログラム情報が新規品目に対して有効でない場合、新しい保守プログラムに値が入力されます。
- 古い品目の保守グループ情報が新規品目に対して有効でない場合、新しい保守グループに値が入力されています
新規品目番号が新規品目番号の有効な代替番号でない場合は、警告メッセージが生成されます。アクティビティを続行またはキャンセルする前に、このメッセージをよくお読みになることをお勧めします。製造会社、保守プログラム、または保守グループの情報が新規品目番号に対して有効でない場合は、改修を有効にすることはできません。 注釈:これらの検証は、割り当てられた/影響を受ける品目に新規品目番号が入力されたときにも実行されます。
改修リビジョンに準拠した結果として整備経過点検(PMC)イベントが生成された場合、新規リビジョンが有効化されても、これらの PMC イベントは改修に残ったままになります。これらの PMC イベントを実行するか削除するかを決定する必要があります。
前提条件
- 改修が定義されている必要があります。この改修は、仮ステータスでなくてはなりません。
- 改修には1つ以上の品目と品目リビジョンが割り当てられている必要があります。
- 改修の割当タイプがシリアル番号範囲の場合、各品目番号に対して少なくとも1つのシリアル範囲が定義されている必要があります。
- 次回工場整備または次回周期保守が指定されていない場合は、改修に割り当てられた各品目番号またはリビジョンに対して最終処置が定義されている必要があります。
- 改修によって品目 ID が変更される場合は、シリアル(設備)に新しい品目番号とリビジョンを入力する必要があります。これらの値は、改修定義/割当品目リビジョンタブまたは改修詳細/影響を受けた品目タブに入力できます。
- 変更によって新規構成位置が導入されている場合(つまり、構成への影響として)、この構成位置がテンプレート構成に追加されている必要があります。
システム効果
- 改修リビジョンは有効ステータスに設定されます。
- 割当品目タブに品目番号が一覧されているシリアル(設備)が、改修に割り当てられます。
- 改修の割当タイプがリビジョン別全シリアルの場合、割当品目リビジョンタブに一覧されている品目リビジョンを持つシリアル(設備)のみが割り当てられます。
- 改修の割当タイプがシリアル番号範囲の場合、シリアル範囲タブで定義されたシリアル番号が割り当てられます。
- シリアル(設備)がロックされている場合、それは改修に割り当てられません。
- 期限計算が行われます。
- 改修の別のリビジョンがすでに有効ステータスになっている場合、それは、新規改修リビジョンの有効化時点で、廃版ステータスに設定されることになります。
- 新規改修リビジョンが他の改修リビジョンに取って代わる場合、これらの改修リビジョンは廃版ステータスに設定されます。
- もし、適用改修を保持オプションが有効になっている場合、シリアル(設備)割当は新規リビジョンにコピーされます。
- 改修が指定された事前警告日数内に期限切れになる場合は、保留中の保守イベントが作成されます。
- 改修によって品目 ID が変更される場合は、改修リビジョンを有効化するときに、新規品目番号、リビジョン、製造会社データ、保守プログラム、およびグループ情報が検証されます。
- 新規品目番号が有効な代替でない場合は、警告メッセージが生成されます。
- 製造会社と製造会社の品目番号が、新規品目番号に対して有効でない場合は、エラーメッセージが生成されます。
- 古い品目番号の保守プログラムが新規品目番号に対して有効でない場合は、エラーメッセージが生成されます。
- 古い品目番号の保守グループが新規品目番号に対して有効でない場合は、エラーメッセージが生成されます。
- 改修によって導入される新規構成位置が、改修リビジョンを有効化する時点でテンプレート構成に追加されていない場合は、エラーメッセージが表示されます。
「IFS/複合組立 MRO」を使用する場合:
- 割り当てられた品目リビジョンがすでに転送されており、影響を受ける品目が割り当てられた品目リビジョンに対して定義されている場合、改修は自動的に製造に転送されます。改修は、割り当てられた品目リビジョンが転送された、またログオンしたユーザーが許可されているすべてのサイトに転送されます。
- 改修時に影響を受ける品目に修理コードが割り当てられている場合は、これらの修理コードも転送されます。
- 有効なサイトで、MRO 改修ヘッダ、MRO 品目改修レコード、および MRO 品目改修の修理コードレコードが作成されます。
- これにより、改修詳細/A修理コード割当タブでデータを更新することはできなくなります。代わりに、対応する MRO 品目改修レコードで修理コードを追加または変更する必要があります。