規定外作業売上分析

使用

このページを使用して、合意された上限値を超過した規定外作業を調査します。整備作業契約が規定外作業イベントに関連付けられており、その規定外作業で計画されている資材および資源の需要が、整備作業契約で定義されたフリー上限値を超える場合、規定外作業イベントを進める前に商用承認が必要になります。上限値を超過した規定外作業の調査方法の詳細については、「上限値超過の規定外作業の調査」アクティビティを参照ください。

このページは 3 つのセクションで構成されています。「検索条件」「計画合計」そして「規定外作業」

「検索条件」 - このセクションのフィールドは、「保守オーダ」、「保守イベント」、「整備指示」、「作業工程」、「保守サービス契約ID」、「契約グループ」、「契約明細」に基づいて、レコードをフィルター処理するために使うことができます。

「計画合計」 - このセクションを使用して、指定されたフィルターがかかった契約ルール明細を閲覧できます。特定の契約明細のリストを展開すると、ユーザーは、契約ルール明細で計画されているすべての資源と資材の需要の詳細を閲覧できます。同じ契約明細が、同じ作業範囲内の複数の規定外作業で使用される場合、異なった規定外作業からの資源および資材の需要が存在する可能性があります。

以下は、「計画合計」セクション下のフィールドとその説明です。

目的 フィールド
イベントタイプ 整備作業契約ルールが適用されるイベントタイプ。有効な値は、「規定作業」「規定外作業」または「全て」(規定作業と規定外作業の両方に適用) です。
項目タイプ 整備作業契約ルールが、「原価タイプ」 (つまり、資材、人員) または「販売グループ」 (つまり: 「エンジニアリング」、「消耗品」、「循環品」) のいずれかに適用されるかを指定しますもし「他のすべて」が選択されると、そのルールは、「イベントタイプ」に対して明示的に定義されていない、他のすべての原価タイプまたは販売グループに適用されます。
販売グループ 商品に関連付けられた販売グループの短縮コード。販売グループは、商品の論理的なグループ化であり、すべての商品は特定の販売グループに関連付けられています。
原価タイプ 整備作業契約ルールが適用される原価タイプを指定します。有効な値は、「経費」「調達」「資材」「人員」、 そして「工具/設備」です。契約明細の項目タイプが「原価タイプ」の場合、このフィールドに値の入力が必要です。
価格ロールアップ 商用タイプが確定固定価格の場合のみ適用可能です。固定価格ルール明細に対して「価格増大」オプションが有効化されている場合、指定されたグループ化レベルで計画された資源と資材のすべての価格が合計され、固定価格金額として請求されます。
販売価格 販売価格を定義する場合、商品は必須です。この価格は、見積りおよび/または請求が上限値または固定価格金額を超えた場合に、商品価格として使用されます。価格は常にサービス契約の通貨で表示されます。
商品 超過した上限値または固定価格金額の請求および/または見積りの際に使用される商品の ID。
売上率 販売価格を計算するために使用される売上率を表すパーセンテージの値。たとえば、売上率が100に設定されている場合、販売価格の合計が顧客請求書に含まれますが、売上率が0の場合は、トランザクションが請求されないことを示します。
原価基準価格 このオプションが有効化されている場合、販売価格は、原価と利幅 %に基づいて計算されます。このオプションが無効化されていると、売上のパーセンテージを使用して販売価格が計算されます。
原価ベース利幅 % 価格元が[原価基準]である場合の割増率。販売価格は、原価に利幅を追加して計算されます。利幅が存在する場合、割引は適用できません。販売価格= 原価 + (原価 ×利幅%)
グルーピンク ゛レベル

上限処理および固定価格処理の場合、グループピングレベルは必須です。これは、上限値または固定価格を適用するレベルを示します。有効な値は、以下のとおりです。

  • 作業範囲:同じ整備作業契約明細が使用されている保守オーダーのすべて保守イベントに適用されます。
  • 保守イベント:保守イベントレベルで適用されます。
  • 整備指示:整備指示レベルで適用されます。
  • 整備指示/サブタスク:整備指示またはサブタスクレベルで適用されます。
  • 規定外作業:今回限定の規定外作業に適用されます。

注釈:上限値のコンテキストにおいて、グループピングレベルとは、上限値を計算するために報告された規定外作業をグループ化するレベルを示します。

顧客 整備作業契約を締結している顧客。
保守サービス契約ID 整備作業契約の一意の識別子。
契約グループ 契約グループの識別。契約グループは、契約内の特定の定義であり、保守作業のさまざまなカテゴリを区別するために設計されています。
契約明細番号 整備作業契約明細番号。
検出箇所オーダ番号 不具合または規定外作業が発見された保守オーダーのオーダ番号。
保守イベントで発見 不具合または規定外作業が発見された保守イベントの番号。
整備指示で発見 不具合または規定外作業が発見された整備指示の ID。
不具合検出/作業工程 不具合または規定外作業が発見された作業工程の番号。
規定外作業イベントの番号 規定外作業イベントのイベント番号。
通貨コード/通貨 整備作業契約通貨の通貨コード。
フリー上限価格/通貨 資材の使用に関して顧客と MRO ショップの間で合意された価格上限値(金額上限)です。顧客には、定義された上限値までは請求されません。例えば、消耗品の資材/価格上限が「保守イベント」グループ化レベルで1,000に設定されている場合、発生元の規定作業保守イベントで報告された規定外作業用に計画された消耗品に対しては、最大 1,000 ドルまでは請求されません。1000ドルを超える金額については、顧客に請求されます。

注釈:上限値は、「規定外作業」イベントタイプに対してのみ定義できます。
合計価格/通貨 合計価格には、上限額を差し引かずに、計画された資材、資源、または工数の価格が含まれます。
承認済価格/通貨 フリー上限値を超えた資材、資源、または工数の商用承認された価格。
承認価格/通貨 フリー上限値を超え、商用承認が必要となった資材の価格。
無料数量上限 顧客と MRO ショップの間で合意された数量上限値(時間制限)。顧客には、定義された上限値までは請求されません。例えば、エンジニアリング作業の数量/工数上限が、「保守イベント」グループ化レベルで10と定義されている場合、発生元の規定作業保守イベントで報告された規定外作業用に計画された、エンジニアリング作業の最初の 10 時間については料金は発生しません。10時間を超える場合は顧客に請求されます。

注釈:上限値は、「規定外作業」イベントタイプに対してのみ定義できます。
合計数量 整備作業契約明細に関連する計画資源/工数の合計。
承認済数量 フリー上限値を超えた、商用承認された資源/工数の量。
承認数量 商用承認を必要とするフリー上限値を超えた資源または工数の量。

規定外作業 - このセクションでは、指定されたフィルターを通した全ての規定外作業を閲覧できます。特定の規定外作業のリストを展開すると、ユーザーは、その規定外作業に計画されているすべての資源と資材需要の詳細を閲覧できます。