規定外作業を報告

説明

このアクティビティは、保守訪問中に発見された規定外作業をレポートするために使用されます。規定外作業とは、スケジュール済メンテナンスの修理フェーズ中に発見され、進行中の作業範囲内で修正する必要がある不具合のことです。規定外作業の不具合を修理するには、不具合が発見された作業オーダまたは作業工程でその不具合を報告する必要があります。不具合が報告されると、その不具合イベントが自動的に作成され、進行中の作業範囲の作業パッケージ (保守オーダー) に追加されます。

規定外作業は、「作業工程の実行」ページと「作業オーダ実行」ページからVIM接続タイプの作業オーダ/工程に対してレポートすることができます。規定外作業を報告するときは、次のいずれかのオプションを選択します:

整備作業契約範囲内のスケジュール済メンテナンス

発生元の保守イベントが、整備作業契約に関連付けられている場合、「不具合を報告」オプションを利用して、規定外作業をレポートします。これは、規定外作業に対する上限の計算と商用承認を活用するために必要です。

注釈:もし、「一部修理済不具合を報告」オプションが使用され、規定外作業に関連付けられた整備指示が、定義された上限値を超過した場合、規定外作業イベントは「危険な状態で続行」オプションが有効化された状態でリリースされます。

上限計算は、規定外作業イベントのステータスが、初めて「準備中」に設定されたときに実行されます。規定外作業に対して計画された資源と資材の需要が、関連付けられた整備作業契約で定義された上限値を超える場合、MROプロバイダーは、その規定外作業を続行するために、商用承認を必要とします。

規定外作業が、「不具合を報告」オプションを使ってレポートされ、定義済み整備指示の資源と資材の需要が、関連付けられている整備作業契約の上限値を超えている場合、規定外作業は、「商用承認が必要」オプションが有効化された状態で「準備中」ステータスで作成されます。事前定義された整備指示の資源と資材の需要が、定義済みの上限値を超えない場合、規定外作業イベントがリリースされます。

不具合のレポート方法の詳細については、「不具合を報告」アクティビティを参照ください。

前提条件

システム効果

整備作業契約の対象となるスケジュール済保守に対してレポートされた規定外作業: