このアクティビティは、運用アクティビティに不要になったイベントログレコードをアーカイブするために使用されます。アーカイブされたレコードは非トランザクションテーブルに移動され、レポートや調査の目的 (規制上の理由など) で、消去されるまでアプリケーション内に保持されます。パージとは、データベースからデータレコードを永久に削除することを指します。イベントログのサイズは急速に大きくなる可能性があるため、潜在的なパフォーマンスの問題を回避するために、データを継続的にアーカイブするタスクを設定することが重要です。アーカイブするときに、アーカイブ対象の選択基準として 4 つのパラメータを定義できます:
このアクティビティは、スケジュールされたタスクとして実行することも、1 回限りのアクションとしてオンラインで実行することもできます。
アーカイブをスケジュールして実行することも可能で、「日次」、「毎週」、「月次」や、特定の日付、特定の間隔 (例:12時間ごと) またはカスタム式にて実施できます。DBMS_SCHEDULER 構文は「FREQ=YEARLY;BYMONTH=JAN,JUL;BYMONTHDAY=21」のようになり、これは毎年 1 月 21 日と 7 月 21 日を意味します。
例えば、今日が2023-08-01 (2023年8月1日)で、「Entity」SrvRequest (リクエスト関連のイベントログレコード) を、 「From Offset」が -100 で「To Offset」 が -10 の設定で、アーカイブするスケジュールが設定されていると仮定します。2023-04-23 (2023 年 4 月 23 日) から 2023-07-22 (2023 年 7 月 22 日) の間に作成されたリクエストに関連するイベントログ レコードがアーカイブされます。このスケジュールされたジョブが翌日に実行されると、2023-04-24 (2023 年 4 月 24 日) から 2023-07-23 (2023 年 7 月 23 日) の間に作成されたリクエストに関連するイベントログレコードがアーカイブされます。
ここで注意すべきはアーカイブでは関連エンティティの状態やステータスは考慮されないため、アクティブ レコードに属するイベントをアーカイブすることは技術的には可能だということです。アーカイブされたレコードを復元することも可能です。