見積項目の利幅を定義し、管理することができます。割増とは、製品またはサービスの原価と販売価格の差額のことです。販売価格を決定する際に発生する原価と利益を賄うために、発生した総原価に利幅が加算されます。利幅は、累積原価の値または比率の追加として定義できます。利幅は [見積割増] ページで定義します。見積項目から移動するには、 [利幅] をクリックします。
完全な見積リビジョンの利幅を定義する要件がある場合は、バージョン処理の一部としてこれを実行できます。バージョンに対して定義された利幅は、すべての上位項目に適用されます。見積項目の利幅を区別する必要がある場合には、見積構成で項目ごとに利幅を定義するオプションが存在します。
項目、リビジョン、バージョンの組み合わせに対して計算を実行すると、利幅が累積され、原価とは別に表示されます。
割増を追加原価に追加することはできません。追加原価とは、販売の有無に関係なく企業が支払わなければならない原価です。これらは安定した定期的な原価であるため、マークアップの必要性はわずかです。製品間接費費と製品原価の偶発性は製品原価の一部であるため、間接費や原価の偶発性がある製品にマークアップを追加する場合は、これらの原価が考慮されます。マークアップを追加できないのは追加原価のみです。
注記:項目に対して利幅が定義されている場合、その値は、合計累積変動原価の比率に基づいて各要素に配分されます。これは、可能性のある親項目の原価要素あたりの累積マークアップが、サブ項目に対して行われた項目マークアップの配賦と等しいことを意味します。
このアクティビティには次のことが必要です。
このアクティビティの結果として、見積項目に対して定義された利幅が計算において考慮されます。