追加原価を定義する

説明

[追加費用] タブの見積項目の追加原価を定義および管理することができます。追加原価は、その性質上、繰り返し発生するものではなく、通常は見積作業範囲の原価増加と直接結びつくものではありませんが、それでも考慮され、見積りから差し引かれます。追加原価は見積り時に考慮する必要がある固定原価ですが、必要な数量には影響されません。含める価値のある固定費の例としては、設計費、新設備の原価、設備原価などが挙げられます。

完全な見積りのリビジョンに追加原価を定義する要件がある場合は、バージョン処理の一部としてこれを実行する必要があります。バージョンに対して定義された追加原価は、すべての上位項目に適用されます。見積項目の追加原価を区別する必要がある場合は、見積構成で項目ごとにそのような原価を定義するオプションが存在します。

追加原価は、原価要素ごとの値として定義できます。見積計算では、追加原価、つまりそれらの原価のみが考慮されます。追加原価に対する予備費やマークアップを設定するオプションはありません。項目、リビジョン、バージョンの組み合わせに対して計算を実行すると、見積ツリー構成に関連する変動原価とは別に、追加原価が累積された上で表示されます。

前提条件

このアクティビティには次のことが必要です。

システム効果

このアクティビティの結果として、見積項目に対して追加原価が定義され、原価計算で考慮されることになります。