在庫からの原価及びリードタイム更新
説明
原価及びリードタイム更新コマンドを使用して、廃版ではない品目のすべてのリビジョンの原価データをコピーします (原価データが定義されていない場合は、在庫のデータが使用されます)。このコマンドは、IFS 在庫がインストールされている場合にのみ使用できます。取得されるデータは次のとおりです。
- リードタイム (在庫の品目タイプによって、購買リードタイムと製造リードタイムのどちらが送信されるかが決まります)
- 標準原価 = 合計金額レベル原価 (原価計算の原価セット 1 または在庫の見積原価から)
- 資材原価 = レベル資材原価 + レベル納入経費 + レベル資材経費 (原価計算の原価セット 1、または在庫の見積原価から)
- 作業費 = レベル労働 + レベル外注契約 + レベル経費 1 + レベル経費 2 (原価セット 1 から)
- 最終購買価格 = 合計金額標準 (原価セット 3 から)
- 平均購買価格 = 合計金額標準 (原価セット 4 から)
原価セットは原価計算で定義されており、すべての原価セットが計算されている必要があります。重要なヒントは、原価セットに適切なテンプレートを使用することです。原価セット 1 は計算できないため、別の原価セットからコピーする必要があります。製造品目の場合、製造標準の構成が使用されます。この構成は、技術情報品目リビジョンの構成から転送される場合があります。
定義された工程の労働時間と機械時間数の合計は、原価及びリードタイムに加えて、製造標準の手順から取得されます。
前提条件
- 品目は在庫品目に登録する必要があります。
- C原価計算から算出された原価データを使用するには、品目原価に原価データを入力し、原価セットの原価計算を実行する必要があります。計算済原価セットは、原価セット 1 にコピーする必要があります。これを行わないと、見積原価は在庫から取得され、資材原価と標準原価に格納されます。
システム効果
- リードタイム、標準原価、資材原価、作業原価、最終購買価格、平均購買価格は、原価計算または在庫の原価に応じて更新されます。原価は、PDM/基本情報既定の PDMCON_SITE 属性で定義されたサイト (原価計算または在庫) から取得されます。
- 作業時間は、手順からの労働時間と機械時間の合計で更新されます。