積上資材原価計算

説明

品目の資材原価、作業原価、作業時間を計算するために、「原価計算」メニュー項目を使用します。計算プロセスは構成内の最下部の品目から始まり、指定された品目に到達するまで上方向に進みます。計算ルールは以下の通りです。製品構成のサイズによっては、計算に時間がかかる場合があることに注意してください。

原価情報が存在している必要があります。原価は、設計品目ナビゲータ/原価及びリードタイムタブに入力するか、原価及びリードタイム更新アクションコマンドを使用して原価計算または在庫から取得します。
品目には構成が必要です。

品目とその構成の資材原価、作業原価、作業時間が計算され、更新されます。これらのデータは、プロジェクト納入におけるプロジェクトアイテム原価積上の計算の基礎となります。

計算ルール

NVL(x1, x2) は、値がある場合は x1 を使用し、そうでない場合は x2 を使用することを意味します。

最下位レベル (構成のない品目リビジョン) の場合:

計算原価= NVL(資材原価、0)

計算作業= NVL(作業原価、0)

計算時間= NVL(労働時間、0)

構成を持つすべての品目リビジョンの場合:

計算原価 = このレベルのすべての子の (子の計算原価 * 子の数量) の合計 + 品目リビジョン独自の資材原価。

計算作業 = このレベルのすべての子に対する (子の計算作業 * 子の数量) の合計 + 品目リビジョン自体の作業原価。

計算時間 = このレベルのすべての子の (子の計算時間 * 子の数量) の合計 + 品目リビジョン自体の時間。