転記タイプ - 外注契約査定

導入

以下では、外注契約評価プロセスで使用される転記コントロールについて説明します。評価を処理する場合、転記は 3 段階で作成されます。

  1. 申請受領
  2. 査定を検収
  3. 仕入先請求書と証明書を照合

申請受付時に作成された転記は、評価を証明するための転記を作成した時点で完全に取り消されることに注意してください。査定を検収する際に 作成された転記は、仕入先請求書と照合すると完全に取り消されます。

上記の 3 つのステージと関連する転記の一部は、外注契約の既定値設定の申請受領オプションの値に基づいて必要ない場合もあります。申請受領オプションは、会社が申請を受領してから査定を検収する手順を実行するか、査定を直接検収するかを示します。

転記タイプ

転記タイプ 説明 補助簿勘定が必要

SCV1

外注契約申請コスト 受領

なし

SCV2

未払受領申請

はい

SCV3

申請コスト 検収済

なし

SCV4

未払検収済外注申請

はい

SCV5

申請割引

なし

SCV6

申請値引

なし

SCV7

申請留保

なし

SCV8

リリース済申請留保

なし

SCV9

検収済申請割引

なし

SCV10

検収済申請値引

なし

SCV11

検収済申請留保

なし

SCV12

検収済申請留保リリース

なし

SCV13

検収最終転記

なし

SCV14

検収割引最終転記

なし

SCV15 検収値引最終転記 なし

SCV16

検収留保最終転記

なし

SCV17

検収済留保リリース最終転記

なし

利用可能なコントロールタイプ

コントロールタイプ 説明 データ管理元
AC1 固定値 IFS会計ルール
AC2 転記指定 IFS会計ルール
C31* 購買品目の購買品目グループ 購買管理
C5 サイト MPCCOM
IC1 仕入先グループ 請求書
PRJC7 プロジェクトプログラム プロジェクト レポート
SUBC1 外注契約タイプ 外注契約
SUBC2 外注契約 カテゴリ1 外注契約
SUBC3 外注契約 カテゴリ2 外注契約
SUBC4* 外注契約 項目タイプ 外注契約

* このコントロール タイプは、外注契約項目レベルでの転記を制御するために使用できます。事前に定義された項目値のセット、つまり項目の項目タイプと購買グループがコントロール値として使用されます。

転記タイプとコントロールタイプの許可されている組み合わせ

転記タイプ 説明 AC1 AC2 C31 C5 IC1 PRJC7 SUBC1 SUBC2 SUBC3 SUBC4

SCV1

外注契約申請コスト 受領

X X X X X X X X

X

X

SCV2

未払受領申請

X X - X X X X X

X

-

SCV3

申請コスト 検収済

X X X X X X X X

X

X

SCV4

未払検収済外注申請

X X - X X X X X

X

-

SCV5

申請割引

X X - X X X X X

X

-

SCV6

申請値引

X X - X X X X X

X

-

SCV7

申請留保

X X - X X X X X

X

-

SCV8

リリース済申請留保

X X - X X X X X

X

-

SCV9

検収済申請割引

X X - X X X X X

X

-

SCV10

検収済申請値引

X X - X X X X X

X

-

SCV11

検収済申請留保

X X - X X X X X

X

-

SCV12

検収済申請留保リリース

X X - X X X X X

X

-

SCV13

検収最終転記

X X X X X X X X

X

X

SCV14

検収割引最終転記

X X - X X X X X

X

-

SCV15 検収値引最終転記 X X - X X X X X

X

-

SCV16

検収留保最終転記

X X - X X X X X

X

-

SCV17

検収済留保リリース最終転記

X X - X X X X X

X

-

転記タイプとプロセス アクティビティの関連

転記タイプ 転記タイプ名称 アクティビティと使用方法の説明 借方/貸方転記

SCV1

外注契約申請コスト 受領

申請を受領したときに特定されたコストは、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV1 は、査定を検収する時点で上記の転記済受領済申請コストを都市消すときにも使用されます。

コストは借方として転記されます。取り消し時に貸方転記が作成されます。

SCV2

未払受領申請

申請受領時に特定された暫定買掛金額がこの転記コントロールを使用して転記されます。

SCV2 は、査定を検収する時点で上記の転記済暫定買掛金額を取り消すときにも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV3

申請コスト 検収済

査定を検収する際に特定された仮原価は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV3 は、仕入先請求書との照合時点で上記の転記済検収済み査定コストを取り消すときにも使用されます。

コストは借方として転記されます。取り消し時に貸方転記が作成されます。

SCV4

未払検収済外注申請

査定を検収する際に特定された暫定買掛金額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV4 は、仕入先請求書との照合時点で、上記の転記済暫定買掛金額を取り消す場合にも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV5

申請割引 申請受領時に特定された割引額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV5 は、査定を検収する時点で上記の転記済受領済申請割引を取り消す場合にも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV6

申請値引 申請受領時に特定された仮控除金額をこの転記コントロールを使用して転記されます。

SCV6 は、査定を検収する時点で上記の転記済受領済申請値引を取り消すときにも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV7

申請留保

申請受領時に特定された留保金額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV7 は、査定を検収する時点で上記の転記済受領済申請留保を取り消す場合にも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV8

リリース済申請留保 申請受領時に特定された暫定留保金額リリース金額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV8 は、査定を検収する時点で上記の転記済受領済申請留保を取り消す場合にも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV9

検収済申請割引 査定を検収する際に特定された暫定割引金額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV9 は、仕入先請求書との照合時点で、上記で転記済検収済申請割引を取り消すときにも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV10

検収済申請値引 査定を検収する際に特定された暫定控除金額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV10 は、仕入先請求書との照合時点で、上記で転記済検収済申請値引を取り消す場合にも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV11

検収済申請留保 査定を検収する際に特定された暫定留保金額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV11 は、仕入先請求書との照合時点で、上記で転記済検収済申請留保を取り消す場合にも使用されます。

貸方として転記されます。取り消し時に借方転記が作成されます。

SCV12

検収済申請留保リリース 査定を検収するときに特定された暫定留保リリース金額は、この転記コントロールを使用して転記されます。

SCV12 は、照合された仕入先請求書を転記時点で、上記の転記済留保リリース検収済査定を取り消すときにも使用されます。

借方として転記されます。取り消し時に貸方転記が作成されます。

SCV13

検収最終転記 仕入先請求書を転記するときに、この転記コントロールを使用して最終的な外注契約コストが転記されます。 借方として転記されます。

SCV14

検収割引最終転記 仕入先請求書を転記するときに、この転記コントロールを使用して最終割引金額が転記されます。 貸方として転記されます。
SCV15 検収値引最終転記 仕入先請求書を転記するときに、この転記コントロールを使用して最終控除金額が転記されます。 貸方として転記されます。

SCV16

検収留保最終転記 最終留保金額は、仕入先請求書の転記時にこの転記コントロールを使用して転記されます。 貸方として転記されます。

SCV17

検収済留保リリース最終転記 仕入先請求書を転記するときに、この転記コントロールを使用して最終的なリリース済留保金額が登録ます。 借方として転記されます。