照合済顧客請求書の入力
説明
このアクティビティは、受取手形を顧客の借方・貸方請求書と照合するために使用されます。手形が完全一致しない場合は、残りの部分は仮受/仮払として保管されます。残高の照合のために、新しい明細 (正または負の差異明細) を追加することもできます。
手形を請求書と照合する際には、割引を利用したり、請求書の一部を帳消しにしたり、部分的な支払を行うことができます。差異明細の作成後、顧客宛の差異通知に印刷できます。顧客が他の会社で定義されている場合、他の会社の請求書も照合できます。
すべての通貨が EMU 通貨である場合、ある通貨の手形を他の通貨の請求書と照合できます。つまり、 EUR で手形を入力し、それを DEM または FRF の請求書と照合したり、その逆を行うことができます。または、請求書の支払を DEM で、請求書を FRF で入力することもできます。
- 受取手形ページで、コマンド ボタンを使用して請求書の照合/表示をクリックし、入出金照合ダイアログを開きます。
- 入出金照合ダイアログで新規をクリックします。
- 調整項目を入力する場合は、区分 IDおよび番号フィールドに区分と番号を入力します。ID フィールドの情報が自動的に表示されます。請求書に対して未決済の分割払いが 1 つだけ存在する場合、分割支払 ID フィールドに正しい値が自動的に表示されます。残りのフィールドは自動的に入力されます。一括選択ダイアログで一括選択をクリックして、関連する項目を選択することもできます。
- 調整のために相手先不明入出金を入力する場合は、相手先不明入出金オプションを選択します。区分 ID と関連する相手先不明入出金番号を区分 ID および番号フィールドに入力します。また、一括選択をクリックし、一括選択ダイアログから関連する相手先不明入出金を選択することもできます。
- 手形を新しい差異明細と照合するには、新規明細オプションを選択します。新規明細オプションを選択した場合、支払条件フィールドに値を入力する必要があります。税コード フィールドで適切な税コードを選択します。必要に応じて新規明細請求タイプ フィールドに入力した値を変更し、控除グループ フィールドに新規項目の控除グループを指定できます。
- 前払いタイプで事前請求書を照合し、前払いを照合または新規作成する場合、前払いタイプが存在する必要があります。転記コントロールはコントロール タイプ PC8 用に設定する必要があり、コントロール タイプ PC8 は仮受/仮払 (PP8) および前受/前払 (PP36 、 PP40) の転記タイプに使用されます。
- 照合する請求書に利息と延滞料を入力するか、規定値を変更するには、利息金額フィールドと延滞料フィールドに値を追加します。
- 必要に応じて利息の日付を修正します。
- 差額通知を印刷して顧客に送付する場合は、差額通知印刷オプションを選択します。
- 金額の差額調整を行うには、差額調整コードを選択し、差額調整金額を入力します。差額調整通知を送信したいが、差額調整コードによってデフォルトで差額調整通知が送信されない場合は、差額調整通知印刷オプションを選択します。
- テキスト フィールドにテキストを入力し、必要に応じて [会計管理コード] フィールドに新しい元帳明細を転記指定します。
- OK をクリックして情報を保存し、受取手形ページに戻ります。
前提条件
このアクティビティを実行するには、受取手形ページに手形情報を登録しておく必要があります。
システムへの影響
この入力は、受取手形が保存されるまでシステムに影響を与えません。照合したすべての請求書が支払われ、手形の全額を含む未処理の受取手形の元帳明細が作成されます。手形が完全一致しない場合は、残りの部分で、一致しない金額の新しい仮受/仮払が作成されます。IFS/会計ルールの保留テーブルに伝票が作成されます。
事前請求書および前払いに前払いタイプを使用する場合、転記は前払いタイプと、コントロール タイプ PC8 の転記コントロールの設定に従って作成されます。