互換ユニットでの見積レポート

ここでは、互換ユニットに原価と時間を登録し、見積および計画された原価/時間をプロジェクト アクティビティにレポートする方法について説明します。

見積もり

見積を行うには、会社が互換ユニットに紐づけされている必要があります。

実行アイテムの見積は、紐づけされた資材と資源の計画原価/時間に基づいています。互換ユニットの場合、紐づけされた実行アイテムの見積から見積原価/時間が抽出されます。

互換ユニットが会社に紐づけされると、資材と資源の見積りが自動的に更新されます。互換ユニットがすでに会社に紐づけされている場合、新しい資材および資源の行は作成時に原価とともに更新されます。自動的に取得された計画原価/時間は、レコードを選択した際に、見積原価/時間コマンドを使用して手動で更新できます。

実行アイテムと互換ユニットの両方に、特定のレベルまたは互換ユニット内の構成全体について、原価と時間の概要が表示されます。

プロジェクト アクティビティへの見積レポート

互換ユニットに対してはプロジェクトID を定義でき、また、互換ユニットに属する実行アイテムに対してはプロジェクト アクティビティを定義できます。互換ユニットが紐づけされているプロジェクトからアクティビティを選択する必要があります。

互換ユニット構成内の特定のリビジョンを推定リビジョンとしてマークできます。これにより、このリビジョンの実行アイテムの既存の原価/時間の関連付けが、関連するプロジェクト アクティビティの見積に転送されます。後から追加された原価/時間の関連付けは、関連するプロジェクト アクティビティの見積には転送されません。

プロジェクト アクティビティへの計画原価レポート

互換ユニットがリリースされると、その互換ユニットに属する実行アイテムは、実行アイテムに対して定義されたプロジェクト アクティビティとの紐づけを行い、計画された原価と時間のレポートを開始します。互換ユニットがリリースされた後に実行アイテムを追加した場合でも、同様のことが発生します。

リリース済みの互換ユニット上で実行アイテムのアクティビティを変更すると、新しいアクティビティに応じて関連付けが変更されます。

見積もりで使用される転記管理設定

供給コードがプロジェクト在庫の場合、資材の見積は転記タイプ M1 (INVENT/Inventory) に基づいてシミュレートされます。供給コードが在庫オーダの場合、関連する転記タイプは M50 (WO/ISSUE ON WORK ORDER) です。個人タイプ資源の見積は、転記タイプ T1 (WO/TIME REPORTING) に基づいてシミュレートされます。ツール/施設タイプの資源の見積りは、転記タイプ TF1(WO/WO/TOOLS AND FACILITIES COST) に基づいてシミュレートされます。