属性間の相互参照

相互参照は、2 つの設計オブジェクトクラス間で設定された属性マッピングを参照します。この構成により、オブジェクト間の属性値の更新が可能になります。更新は、消費者クラスとプロデューサー クラス間、そしてこれらのクラスの消費者オブジェクトとプロデューサー オブジェクト間に適用されます。例えば、バルブ ゲート クラスのオブジェクトには流量の属性があり、その値はプロセス ストリーム オブジェクトの流量の値によって異なります。流量属性を使用して、値ゲート (消費者クラス) とプロセス ストリーム (プロデューサー クラス) 間のプロセス データ相互参照レコードを作成することで、プロセスストリームのオブジェクトで流量を変更し、値ゲートのオブジェクトで流量がそれに従って変更されるようにします。

相互参照は、次の 2 つの方法で作成できます。

備考:属性値間の相互参照は現在、プロセスデータ関係を共有するクラスに対してのみ有効です。

プロデューサデータの変更を管理する

プロデューサー オブジェクトの属性値が変更され、消費者オブジェクトに望ましくない影響を与える可能性があります。このような変更を確実に検出するために、IFS/資産設計にはプロデューサ データ変更済と呼ばれる特別なフラグ機能があり、変更が行われたことを示します。新しい消費者オブジェクトが作成され、レコードを保存する前にプロデューサー オブジェクトが入力されると、技術属性値はプロデューサー オブジェクトから自動的にコピーされます。技術属性値がシステムによって自動的にコピーされるのは、この状況のみです。プロデューサ データ変更済フラグは、既存のプロデューサー オブジェクトが追加または置換された場合や、プロデューサー オブジェクトで技術属性値が変更された場合など、その他のすべての状況で設定されます。プロデューサ データ変更済フラグはユーザーに警告し、次のいずれかのアクションが検討される可能性があります。

上記の機能は 2 つの異なるアシスタントに含まれています。これらのアシスタントを開くオプションは、設計オブジェクトページの [プロデューサー データ] コマンドとして表示されます。このコマンドは、プロデューサ データ変更済フラグが設定されており、オブジェクト情報の更新が許可されている設計ステータスを持つオブジェクトに対して有効です。