賃金クラスについて

賃金クラスは、賃金コードに関連するすべての情報を包括するものです。通常、賃金クラスは給与計算システムと同じです。つまり、接続されている給与計算システムが 1 つだけであれば、おそらく使用する賃金クラスは 1 つのみになります。関係する給与計算システムごとに 1 つの賃金クラスを定義する必要があります。その理由は、各給与計算システムには独自の賃金コードのセットがあるためです。

出退勤情報や経費情報を給与計算システムに送らない場合であっても、賃金クラスを 1 つ定義する必要があります。賃金クラスは必須情報です。

給与計算システムが 1 つしかない場合でも、複数の賃金クラスを使用できます。これは、勤務時間スケジュールや勤務時間ルールなどの賃金コード関連の情報を従業員のタイプ別に分けておきたい場合などに利用できます。たとえば、こうした情報に対する責任を組織内で 2 つのチームに分割し、1 つはカテゴリ A (ブルー カラーなど)、もう 1 つはカテゴリ B (ホワイト カラーなど) を担当している場合などです。ただし、この場合、同じ賃金コードを 2 セット保持する必要があります。