切替時間バランスについて

切替時間により、従業員は予定されている作業時間を 1 時間単位でスケジュールされていない時間での作業と交換することができるようになります。たとえば、非就業日に勤務してもらい、勤務予定の日に休暇をとってもらうことができます。これにより、より柔軟な労働時間が提供され、従業員自身が労働時間を異なる日にどのように配分するかを制御できるようになります。

切替時間で作業していることを指定するには、データ キャプチャ端末の <切替出勤> キーと <切替退勤> キーを使用します。

このバランスからの差引は、出退勤と休暇に関連して指定した休暇賃金コードを通じて行われます。

切替時間のバランスを定義するときは、この一般的な説明に従ってください。

バランス定義ページで、切替時間バランスの ID説明を入力します。

単位を時間にセットし、タイプを切替にセットします。

一般セクションで次を行います。

上限と丸め

期間内に許容される最小バランス、および期間内に許容される最大バランスを入力します。期間は、該当する場合、照合期間を指します。照合を使用しない場合は、値は特定の時点での合計値を参照します。

オプションで最大日次発生および最大日次取消に対する制約を入力します。

オプションで発生しきい値および取消しきい値を入力します。

オプションで発生値を丸めるおよび取消値を丸めるを入力します。丸めは、毎日の発生値と取消値に影響します。

残り

残りとは、丸めの結果、またはしきい値、あるいは最大値または最小値の制限により切り捨てられた値です。いずれかのオプションを選択し、該当する場合は、補足情報を入力します。

日次ルールセクションで次を行います。

結果の接続

正の賃金コードを入力します。バランスに加算されるすべての時間の要約が表示されます。発生時間数は正の係数値を持つ賃金コードから算出されます (賃金コード生成バランスを参照)。

負の賃金コードを入力します。バランスから取り消されるすべての時間の要約が表示されます。取消時間数は負の係数値を持つ賃金コードから算出されます (賃金コード生成バランスを参照)。

賃金コード生成バランス

タイプがバランス発生の賃金コードを入力し、係数を「+1」にセットして変換の既定オプションを選択します。

タイプが休暇の賃金コードを入力し、係数を「-1」にセットします。この賃金コードは、通常時間を消費せず、代わりに切替時間のバランスを消費することで休暇を取ることができるようにする休暇コードです。これを行う場合は、二重に取消が発生しないよう接続された給与計算システムで休暇コードのパラメータ設定を正しく行っておく必要があります。

注釈:切替時間バランスでは、バランス発生タイプの賃金コードを入力する必要があります。バランス取消タイプの賃金コードは使用しないでください。代わりに、休暇タイプの賃金コードを入力します。

チェックボックス

レベル バランスの変更と発生結果オプションを選択します。これは切替時間バランスに必須です。

レベル バランスの変更と取消結果オプションを選択します。これは切替時間バランスに必須です。