バランス定義には、事前定義された 4 種類のバランスがあります。フレックス タイプ、代休タイプ、切替時間タイプ、その他タイプです。フレックスタイム、代休、切替時間のバランスはすべて、「IFS/出退勤報告」で使用されるデータ キャプチャ デバイスの機能に関連付けられています。これらはすべて、適切に機能するよう特定の設定定義を必要とします。このため、事前定義されたバランス タイプが必要になります。タイプでバランスの定義方法を制御および制限することで、バランスを定義する際にシステムで対応できるようになります。複数の異なるフレックスタイム、有償時間、切替時間のバランスを作成できます。ただし、通常は、同じ期間中にこれらのタイプのバランスをそれぞれ 1 つだけ (またはいずれも) 同じルールタイプ (および従業員) に関連付けます。
バランス タイプ「その他」を使用すると、時間または日数をまとめたほぼすべての種類の時間バランスを作成できます。このタイプは、前述のタイプほどシステムによる制御を受けません。「その他」タイプでは、ルールを設定できます。このタイプのバランスは必要な数だけ定義できます。任意の数を同じルール タイプ (および従業員) に関連付けできます。
すべてのバランスの基準となるのは、「IFS/出退勤報告」のコンポーネントにある出勤と欠勤の時間数です。時間と賃金コードにタイム カードの結果が示されている限り、そのバランスも定義できます。
「その他」タイプのバランスは、時間数または日数の 2 種類の単位のいずれかで定義できます。
日数単位で計算されるバランスの場合は、時間数を日数に変換する方法を選択する必要があります。選択できるオプションは 3 つあります。「固定」オプションを使用すると、時間数を自分で設定できます。入力した値は、バランスに関連付けられているすべての従業員、計算されるすべての曜日に相当する通常時間とみなされます。「スケジュール時間」オプションを使用すると、各従業員と曜日のスケジュール情報から通常時間を取得します。「日付タイプからの契約時間数」オプションを使用すると、各従業員と曜日のスケジュール情報から入力された契約時間を取得します。
変換ルールは、変換時間数の値で補足できます。これは固定オプションの場合必須です。変換時間数の値は、通常時間相当が必要であり、スケジュールされた時間または契約時間が利用できないすべての場合に使用されます。これは、たとえば、通常は非就業となる日に従業員が稼働することで、日単位で定義されているバランスに時間が発生する場合や、時間単位のバランスを日単位のバランスに変換する場合などに当てはまります。